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総入れ歯とは?メリットとデメリット、費用や後悔しないためのポイント

こんにちは。群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」です。

総入れ歯について説明している医師

総入れ歯は、歯がなくなってしまったときの再建方法として知られています。様々な種類があるので、適切なものを選ぶことが口内の健康を保つためには重要です。

今回は「総入れ歯の種類を知りたい」「総入れ歯を検討している」という方に向けて、総入れ歯のメリットやデメリット、費用などについて解説します。

総入れ歯とは

机に置かれた総入れ歯

総入れ歯とは、上下どちらかの歯が全てない状態で使用する入れ歯のことを指します。歯茎の役割を持つ土台部分(床)と人工歯によって作られており、入れ歯の内面と歯茎に唾液が入り込んで吸盤の役割を果たすことで固定します。

総入れ歯のメリット・デメリット

総入れ歯のメリット・デメリットイメージ

どのような治療法にも、メリットだけでなくデメリットが存在します。それぞれ確認しましょう。

メリット

総入れ歯のメリットは、以下のとおりです。

保険が適用される

総入れ歯は、保険適用内で製作することが可能です。経済的な負担を減らしながら、失った歯を補えることはメリットの一つといえるでしょう。

ただし、審美性や機能性を高めるために素材や構造にこだわる場合、保険適用外になることもあります。

治療期間が短い

総入れ歯の治療は、他の治療法よりも短い期間で完了させることができます。治療期間は1~2週間ほど、通院回数で考えると4~5回で完了するでしょう。

長期間の治療が苦手な方や通院が難しい方でも受けやすい治療法です。

身体への負担が少ない

総入れ歯への治療は、インプラント治療とは異なり手術を行う必要がありません。身体への負担が少ないので、持病がある方でも受けられるでしょう。

デメリット

総入れ歯のデメリットは、以下のとおりです。

噛む力が弱まる

総入れ歯では、物を噛むときに入れ歯がずれてしっかりと噛めないことがあります。保険適用内の総入れ歯は簡易的な型取りで作成されるため、細かく噛み合わせの調整を行わないことが原因の一つとして挙げられます。

硬いものを噛むのが難しくなることで、柔らかい食べ物を中心とした食生活に変化する方も多いです。しっかり噛む機会が減って、ご自身の噛む力自体が低下することも少なくありません。

味や食感が変化する

総入れ歯は口の中を覆うようにして使用するため、食べ物の食感や味を感じにくくなる可能性があります。また、食べ物の温度も感じにくくなるため、やけどへの注意が必要です。

口の中で安定しにくい

総入れ歯は歯茎に吸着して使用するため、安定せずに外れることがあります。生活に支障が出る場合には、入れ歯安定剤を使用したり、歯科医院で調整したりする必要があるでしょう。

総入れ歯の費用

総入れ歯の費用イメージ

総入れ歯には、保険が適用されるものと、自由診療扱いになるものの2種類があります。保険適用内で製作する場合、素材や構造に制限があるため費用を抑えられます。

一方、保険適用外の場合には、希望の仕上がりに合わせて素材を変更したり構造を工夫したりできる分、高額になりやすいという特徴があります。

費用の目安は、以下のとおりです。

  • 保険適用内の場合:1万円~2万円(上下顎どちらか一方)
  • 自由診療の場合:10万円以上

自由診療の場合、使用する素材や製作技術、歯科医院によっても費用は異なります。入れ歯を作製する歯科医院で、事前に費用の確認を行う必要があるでしょう。

保険適用の総入れ歯の特徴

保険適用の総入れ歯

保険適用の総入れ歯は、製作の費用を抑えることができるのが大きな特徴です。使用できる素材は歯科用プラスチック(レジン)のみという制限があります。

人工的な見た目

総入れ歯を作製する際に使用される素材は、レジンと呼ばれるプラスチックです。人工歯の色味のバリエーションが少なく細かい調整を行うことができないため、天然歯とは異なる仕上がりになることがあります。

定期的な作り直しが必要

総入れ歯はプラスチック素材であるため、長期間使用することによって変色・変形していきます。寿命は3~5年ほどとされており、状況に合わせて作り直さなければなりません。

自費の総入れ歯の特徴

総入れ歯と二本の鏡

自費で総入れ歯を作製する場合、使用する素材に制限がありません。その分、費用が高額になりやすいです。

一方、見た目や機能面でのメリットが多くなります。

硬いものでも噛める

保険適用内の入れ歯はプラスチックの一種であるレジン製のため、硬いものを噛むことが難しくなります。

一方、自費の入れ歯は、素材に制限がありません。人工歯を審美性・機能性が高いセラミックで作製することも可能です。

ものを噛むときに力が入れやすく、しっかりと噛んでも人工歯がすり減りにくい入れ歯を制作することも可能でしょう。

自然な見た目

自費で総入れ歯を作製すれば、天然歯の色味や形を再現することができます。見た目が自然で、口を開けた時でも入れ歯をしているということが分かりにくいよう仕上げられるのです。

長持ちする

自費の総入れ歯は、寿命が長いことも特徴です。劣化しにくく、変色・変形しにくい素材で作ることが可能なので、10年~20年使用できるケースもあります。

総入れ歯で後悔しないためのポイント

総入れ歯で後悔しないためのポイントイメージ

総入れ歯で後悔しないためには、入れ歯の種類を知ること、お手入れ方法を知ることなどが重要です。作製後のメンテナンスについても理解しておきましょう。

入れ歯の種類を知る

まずは、どのような種類の総入れ歯があるのか知ることが重要です。それぞれの特徴を理解して、ご自身の希望を叶えられるものを選択しましょう。

保険の総入れ歯

保険の総入れ歯は、歯茎・人工歯部分をプラスチックで製作します。上述したとおり耐久性が高くないので、定期的に作り変える必要があるでしょう。

金属床義歯

床と呼ばれる歯茎部分が金属でできた入れ歯です。金属は強度が高いので床を薄くすることができ、装着した時の違和感を抑えられます。

シリコン義歯

床を柔らかいシリコンで作る総入れ歯です。歯茎への負担を減らすことが可能で、金属を使用しないため金属アレルギーがある人でも使用できるというメリットがあります。

シリコンが劣化しやすいこと、汚れが溜まりやすいことがデメリットとして挙げられます。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントを顎の骨に埋め込み、そこに入れ歯を固定する方法です。すでにインプラントが入っている方の場合、活用することも可能です。

インプラント治療では顎の骨を削ってインプラント体を埋め込む外科手術を行うため、体調や骨の状態によっては受けられない場合があります。

入れ歯のお手入れ方法を知る

総入れ歯は、日常的に丁寧にお手入れする必要があります。お手入れを怠ると、入れ歯の寿命が短くなったり、細菌の繁殖や口臭が発生したり、歯周病につながることもあるでしょう。

入れ歯のお手入れの方法を理解したうえで、総入れ歯の使用を検討しましょう。

歯ブラシでブラッシングする

入れ歯の柔らかい部分に付着した汚れは、スポンジやガーゼなどの柔らかい素材でふき取りましょう。入れ歯専用ブラシで人工歯部分を磨けば、入れ歯を傷めずにお手入れをすることが可能です。

水やぬるま湯に浸ける

入れ歯は、乾燥すると破損・変形する恐れがあります。変形した入れ歯を使用すれば、装着した時に不快感や痛みが発生するでしょう。

乾燥を防ぐために、こまめに水やぬるま湯につける必要があります。

食後に洗浄する

入れ歯は、天然歯と同様に食後に洗浄しなければなりません。食べかすや汚れをきちんと取り除くことで、口臭を防いだり入れ歯を良い状態で長持ちさせられたりします。

入れ歯洗浄剤を使用する

定期的に入れ歯専用の洗浄剤を使用することで、ブラシやふき取りだけでは落とせない細菌を除去できます。口臭や歯周病の原因となる歯石や細菌を取り除いて、清潔な状態を保つことが重要です。

定期的にメンテナンスを受ける

数ヶ月に一度、入れ歯の調整やメンテナンスを行う必要があります。口腔内の状態は日々変化しており、入れ歯も日々の使用で形状が変化します。調整を行うことで、入れ歯を快適に使用し続けることができるようになるのです。

また、定期的なメンテナンスによって破損・変形した入れ歯を修理すれば、口内の状態が悪化することを防げます。

まとめ

総入れ歯を持っている人

総入れ歯とは、上下顎の歯をすべて失った際に使用する入れ歯のことです。手術を必要とせず、人工歯を歯茎に吸着させて使用します。

総入れ歯のメリットとして、治療期間や作製期間が短いこと、身体への負担が少ないことが挙げられます。歯茎を覆うため、味や食感が変化したり、不安定だったりすることがデメリットです。

また、保険適用の総入れ歯の場合は費用を抑えることができますが、審美性や耐久性が低くなる傾向があります。自由診療の入れ歯では使用する素材に制限がなく、機能性・審美性を高められるでしょう。

メリット・デメリットや、保険適用と自由診療での違いなどを十分に理解したうえで、総入れ歯を製作することが重要です。

総入れ歯を検討されている方は、群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、自分の家族にできない治療はしないことを意識しながら、さまざまな診療を行っております。ホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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