群馬県伊勢崎市境で、ぴったり合う入れ歯・審美・ホワイトニング・矯正・インプラント・すずき歯科医院

伊勢崎市すずき歯科医院
すずき歯科医院のインスタグラム

群馬県伊勢崎市ムシバゼロ

伊勢崎市歯医者電話番号
すずき歯科医院ブログ > 歯科 豆知識 > 根管治療後の歯の寿命はどれくらい?寿命を延ばすためのポイントも

根管治療後の歯の寿命はどれくらい?寿命を延ばすためのポイントも

こんにちは。群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」です。

歯の根管のイメージ

虫歯や外傷によって歯の神経まで炎症が進行すると、根管治療が必要になります。根管治療は歯を抜かずに残すための重要な処置ですが、一度神経を取り除いた歯は、もろくなりやすく寿命にも限界があるという点を理解しておく必要があります。

多くの方が、根管治療をすればその歯は一生使えると考えがちですが、実際には治療の精度やその後のケアによって寿命は大きく変わってきます。

今回は、根管治療後の歯の寿命の目安や、寿命を短くする原因、そして寿命を延ばすためにできることについて詳しく解説します。根管治療を検討されている方や、すでに根管治療を受けた方は、ぜひ参考にしてください。

根管治療とは

根管治療のイメージ

歯の神経にまで虫歯が進行したり、外傷によって神経が損傷したりした場合に行われるのが根管治療(こんかんちりょう)です。これは、歯の内部にある細い管(根管)から神経や血管などの組織を取り除き、内部をきれいに洗浄・消毒したうえで薬剤を詰めて密封する治療です。

根管治療の目的は、炎症や感染を除去して痛みを取り除き、歯を抜かずに残すことにあります。治療が成功すれば、天然の歯を活かして噛む機能や見た目を維持することが可能になります。

ただし、神経を取り除いた歯は脆くなりやすく、将来的に破折や再感染のリスクが高まるため、治療後の管理がとても重要です。根管治療は精密な技術を必要とするため、歯科医師の経験や設備も治療結果に大きく関わってきます。

根管治療後の歯の寿命はどれくらい?

根管治療後の歯の寿命はどれくらいなのか考える男女

根管治療を受けた歯は、処置が終わったからといって永久に使えるというわけではありません。では、実際にその歯はどのくらいの期間、口の中で機能し続けるのでしょうか。

一般的には、根管治療後の歯の寿命はおおよそ10年とされています。

ただし、これはあくまで平均的な目安であり、患者さんごとの口腔環境や治療の精度、治療後のメンテナンスの有無などによって大きく差が出ます。丁寧な治療と適切な補綴処置、そして継続的なメンテナンスがなされていれば、20年以上問題なく使えるケースもあります。

逆に、再感染や破折、補綴物のトラブルがあると、数年以内に再治療や抜歯に至ることもあります。歯の寿命を左右するのは、治療後の行動といっても過言ではありません。

根管治療後の歯の寿命を短くする原因

根管治療後の歯の寿命を短くする原因を伝える歯科衛生士の女性

根管治療を終えたからといって安心はできません。ここでは、治療後の歯の寿命を縮める主な原因について詳しく見ていきましょう。

歯の構造上の影響

根管治療を受けた歯は、内部の神経や血管が取り除かれているため、栄養供給がなくなり、時間とともにもろくなります。

その結果、健康な歯に比べて亀裂が入りやすく、割れたり欠けたりするリスクが高くなります。また、神経がないため虫歯が進行しても痛みに気づきにくく、発見が遅れる傾向にあります。

こうした構造的な弱点が、治療後の歯の寿命を短くする大きな要因となります。

根管治療の不備

根管治療は非常に繊細で複雑な処置であり、治療の精度によって結果が大きく左右されます。たとえば、根管の奥深くまでしっかりと清掃・消毒されていない場合や、薬剤が隙間なく詰められていない場合、残った細菌が再び感染を引き起こします。

根管の形状は複雑で個人差もあるため、マイクロスコープなどを使った精密な治療が不可欠です。不十分な治療は再発のリスクを高め、結果的に歯の寿命を縮めることにつながります。

歯の破損や割れ

神経を取り除いた歯は内側からの支えがなくなり、強い力が加わると割れやすくなります。

特に奥歯など咬合力が強くかかる歯では、硬い食べ物を噛んだ拍子に突然ヒビが入ることもあります。歯に入ったヒビや割れは、深さによっては修復が難しく、最終的に抜歯せざるを得ないケースも少なくありません。

歯の破損を防ぐためには、適切な補綴物で補強し、無理な力をかけないように注意することが重要です。

噛み合わせの影響

噛み合わせが乱れていると、一部の歯に過度な力が集中し、根管治療後の脆くなった歯に大きなダメージを与える原因となります。また、上下の歯が正しく当たっていない場合、補綴物が欠けたり、歯根が傷んだりすることもあります。

噛み合わせの異常は自覚しにくいため、治療後は歯科医師に定期的にチェックしてもらい、必要に応じて調整を受けることが、歯を長持ちさせるために不可欠です。

メンテナンス不足

根管治療を終えた歯も、ほかの歯と同様に虫歯や歯周病になるリスクがあります。

それにもかかわらず、治療が終わったことで油断し、定期的なメンテナンスを怠ると、小さな問題に気づかず悪化することがあります。特に補綴物が劣化すると、再感染につながるリスクが高いため、定期的に歯科検診を受けることが大切です。

再感染

治療が適切に行われていたとしても、時間の経過とともに補綴物の隙間から細菌が侵入し、再感染を引き起こすことがあります。再感染の原因は、被せ物の劣化、口腔内の衛生不良、歯ぎしりなどによる歯の微細な破損など多岐にわたります。

再感染が起これば、再び根管治療が必要になるか、最悪の場合には抜歯に至ることもあります。治療後も長期間にわたって歯を守るためには、日常のケアと歯科医院でのチェックを怠らないことが重要です。

根管治療後の歯の寿命を延ばすためのポイント

根管治療後の歯の寿命を延ばすためのポイントのイメージ

根管治療を受けた歯は適切なケアを行えば、長期間にわたり機能を保つことが可能です。ここでは、治療後の歯をできるだけ長持ちさせるための重要なポイントをご紹介します。

信頼できる歯科医院で治療を受ける

根管治療は歯科医療のなかでも特に専門性が求められる分野です。治療精度によってその後の歯の寿命が大きく左右されるため、経験豊富で設備の整った歯科医院を選ぶことが大切です。

マイクロスコープや歯科用CTなどを用いて、根の形状や感染の範囲を正確に把握しながら治療できる環境であれば、再発やトラブルのリスクを大幅に減らすことができます。初診時には説明が丁寧か、治療計画が明確かなども確認しましょう。

しっかりとセルフケアを行う

根管治療後の再感染を防ぐためには、毎日のセルフケアが非常に重要です。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使って歯と歯の間、補綴物の周囲など細かい部分まで丁寧に清掃しましょう。

治療した歯は神経がないため、異常があっても痛みが出にくく、自覚が遅れることがあります。だからこそ、日々のケアで汚れをためないことが、歯を長持ちさせるための基本となります。

最後まで治療を受ける

根管治療は一度の通院で終わることはなく、複数回にわたる処置が必要です。途中で通院をやめたり、被せ物などの補綴治療を受けずに放置したりすると、根管内に細菌が入り込み、再感染を引き起こすリスクが高まります。

治療が完了していない状態では、かえって歯の寿命を縮めることにもつながります。途中で症状が落ち着いたとしても、歯科医師の指示に従い、最後まで治療を完了させることが大切です。

定期的にメンテナンスを受ける

根管治療を終えた歯を長く使い続けるためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。補綴物のゆるみや摩耗、歯ぐきの炎症、再感染の兆候などは、自覚症状が出にくいため、定期的に歯科医師にチェックしてもらう必要があります。

また、歯科医院では日々のセルフケアでは落としきれない歯石や汚れを、専用の器具や機器を使用して除去します。これによって、再感染を防ぐことができるのです。歯の健康を守るためにも。3〜6ヶ月に1回の頻度で歯科医院を受診しましょう。

まとめ

根管治療をする歯科医師の男性

根管治療は、重度の虫歯や感染から歯を守り、抜歯を回避するための大切な処置です。

しかし、治療によって神経を失った歯は、もろくなりやすく、再感染や破折といったリスクを抱えています。そのため、治療が完了したあとも、丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

歯を長持ちさせるには、治療後の過ごし方や意識が大きく影響します。信頼できる歯科医院で治療を受け、生活習慣を見直しながら、自分の歯を少しでも長く健康に保てるよう努めましょう。

根管治療を検討されている方は、群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、自分の家族にできない治療はしないことを意識しながら、さまざまな診療を行っております。ホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

copy right Suzuki Dental clinic


TOP