群馬県伊勢崎市境で、ぴったり合う入れ歯・審美・ホワイトニング・矯正・インプラント・すずき歯科医院

伊勢崎市すずき歯科医院
すずき歯科医院のインスタグラム

群馬県伊勢崎市ムシバゼロ

伊勢崎市歯医者電話番号
すずき歯科医院ブログ > 歯科 豆知識 > 小児矯正は何歳から始められる?タイミングと矯正したほうがよい歯並び

小児矯正は何歳から始められる?タイミングと矯正したほうがよい歯並び

こんにちは。群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」です。

ワイヤー矯正中の少年

子どもの歯並びに気になる部分があると「矯正を始めるならいつからがよいのだろう」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。小児矯正は、単に見た目を整えるためだけではなく、噛み合わせや発音を整えたり、将来の虫歯リスクを抑えたり、重要な役割を担います。

しかし、適切な開始時期を誤ると、時間や費用がかかるケースもあります。

この記事では、小児矯正は何歳から始められるのかという疑問に答えつつ、小児矯正のメリットやデメリット、矯正が必要とされる歯並びについて詳しく解説していきます。お子さまの将来の健康と笑顔のために、正しい知識を身につけましょう。

小児矯正は何歳から始められる?

小児矯正は何歳から始められるか考える女の子

一般的に、小児矯正は6歳〜8歳ごろから実施されます。乳歯から永久歯へと生え変わる混合歯列期にあたり、顎の成長をコントロールしながら歯並びを整えられるためです。

ただし、子どもの成長度は一人ひとり違うため、子どもの口の状態や生活習慣、遺伝的な要因などによって開始時期は変動します。例えば、受け口(反対咬合)など骨格的な問題がある場合は、3歳〜5歳ごろの早期から矯正治療を始めることもあります。

歯並びはそれほど悪くないものの、顎の発達や歯のサイズに差があるケースでは、少し様子を見て永久歯が生え揃うまで待つこともあります。

1期治療と2期治療

小児の矯正治療は、第1期治療と第2期治療に分かれます。

第1期治療では、成長を利用して顎の幅や位置を整えます。2期治療の必要性を減らしたり、治療期間を短縮したりすることが目的です。したがって、お子さまの成長段階に応じて矯正治療を始めることが求められます。

2期治療は、永久歯が生えそろってから実施する矯正治療です。歯を動かして、整った歯並びを目指します。

また、小児矯正を始める前には、必ず歯科医師による診断を受けることが重要です。見た目では分かりにくい噛み合わせのズレや今後問題が出そうな歯の動きなどを正確に把握するため、初診は5〜6歳ごろまでに一度受けておくと良いでしょう。

子どものうちに歯の矯正をするメリット

子どものうちに歯の矯正をするメリットのイメージ

歯の矯正を子どものうちに受けることには、さまざまなメリットがあります。大人になってからの矯正とは異なり、成長過程にあるからこそ得られる効果も多く、結果として心身の健康や生活の質にも大きく関わってきます。

以下では、子どものうちに矯正を行う具体的なメリットを紹介します。

顎の成長をコントロールできる

子どもの骨は柔らかく成長途中にあるため、顎の大きさや形を矯正装置で調整しやすいという特徴があります。例えば、歯が並ぶスペースが狭い場合でも、顎を広げることで自然な歯並びを促せるでしょう。

大人になってからは骨格の調整が難しく、外科手術を伴うケースもありますが、小児期なら成長を利用した自然な調整が期待できます。

将来的な矯正治療の必要性を減らせる

小児矯正によって顎のバランスや噛み合わせを整えておくことで、将来的な矯正の必要性を減らしたり、治療期間を大幅に短縮できたりする場合があります。特に、出っ歯や受け口など、放置すると重症化しやすい症状には、早期治療が将来の負担を軽くする有効な手段となります。

自己肯定感が向上する

歯並びが悪いことにより、笑うのをためらったり人前で話すことに抵抗を感じたりする子どもは少なくありません。早い段階で矯正を行い、見た目の改善が図られることで、お子さまが自信を持ちやすくなり、性格的にも前向きになるケースもあるでしょう。

コンプレックスが解消されて自己肯定感が高まると、学校生活や友人関係にも好影響を与える可能性があります。

虫歯や歯周病のリスクを下げられる

歯並びが整っていると歯磨きがしやすくなるため、磨き残しが減り、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。子どもの頃にきちんとした歯並びをつくることは、将来の口腔環境を良好に保つ土台になります。

子どものうちに歯の矯正をするデメリット

子どものうちに歯の矯正をするデメリットのイメージ

小児矯正には多くのメリットがある一方で、注意すべき点や保護者として理解しておくべきデメリットも存在します。矯正治療は長期にわたることもあり、子どもの成長や生活習慣、家庭の状況によっては思わぬ負担となる場合もあります。

ここでは、小児矯正を始める前に知っておくべき主なデメリットについて解説します。

治療期間が長くなることがある

小児矯正は、治療期間が長くなる場合があります。治療法によっては、お子さま自身や保護者、周囲の大人に装着時間などを管理していただく必要があるためです。特に、小さな子どもは装着を嫌がることも多く、装着時間が短くなりがちです。

矯正を計画どおりに進めるためには、お子さまや保護者に協力していただく必要があります。

子ども自身の協力が必要

矯正装置は取り外し式のものや固定式のものがありますが、いずれも適切な装着やケアが求められます。特に、取り外しが可能な装置では、子ども自身がしっかりと装着時間を守る必要があり、年齢によっては管理が難しい場合があります。

また、痛みや違和感を覚える場面もあり、本人のモチベーションが治療の成否に大きく影響します.

費用負担が大きくなる

小児矯正は自由診療であるため、保険が適用されず、医院や地域によって費用は大きく異なります。事前に費用の見積もりや、支払い方法、追加料金の有無などを確認しておくことが大切です。

学校や習い事への影響がある

装置をつけたまま過ごしていると、会話や楽器演奏、スポーツなどに一時的な支障が出ることがあります。特に、音楽や運動に力を入れているお子さまにとっては、活動の妨げになる場合もあるため、歯科医師と相談したうえでタイミングを見計らうことが重要です。

矯正を検討したほうがよい子どもの歯並び

矯正の検討が必要な歯並びの悪い子ども

子どもの歯並びは日々変化していくため「これくらいなら様子を見てもいいのか」「すぐに矯正が必要なのか」と判断に迷うことも多いでしょう。

しかし、放置することで将来的に噛み合わせや発音、顔つきにまで影響を及ぼすケースもあります。ここでは、小児矯正を検討したほうがよいとされる代表的な歯並びのパターンについて紹介します。

受け口(反対咬合)

下の前歯が上の前歯より前に出ている状態を、受け口といいます。噛む力のバランスが悪くなり、顎関節や発音に支障が出ることがあります。骨格の影響が大きいため、できるだけ早い段階での診断と治療が推奨されるケースです。

出っ歯(上顎前突)

上の前歯が大きく前に出ている出っ歯は、転倒したときに歯が折れやすいだけではなく、唇が閉じにくいために口呼吸の原因となることがあります。放置すると、顔全体の印象にも影響を与える可能性があるため、早期の治療が望ましいとされています。

開咬

奥歯は噛み合っているのに、前歯が上下で開いたままの状態を開咬といいます。指しゃぶりや舌の癖などが原因で起こることが多く、前歯で食べ物を噛み切れない、発音が不明瞭になるといった問題が起こります。矯正治療と並行して、習癖の改善をはかると効果的です。

叢生

歯が重なり合って並んでいる叢生も、矯正を検討すべき歯並びの一つです。歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まるほか、見た目にも大きな影響を与えます。顎の広さを調整することで、歯がきれいに並ぶスペースを確保できる場合があります。

過蓋咬合

上の前歯が下の前歯を深く覆っている過蓋咬合は一見問題がないように見えても、下の歯が歯ぐきに当たって傷をつけたり顎関節に負担をかけたりすることがあります。こうした噛み合わせのズレは、早期に発見して治療することで、大きな問題を防げます。

まとめ

小児矯正で綺麗な歯並びになった少年

小児矯正は、単に歯並びを整えるだけではなく、顎の成長を促したり将来の虫歯や噛み合わせのトラブルを予防したりと、子どもの成長に多くのメリットをもたらします。

一方で、治療期間や費用負担など、慎重に考えるべきポイントもあります。矯正が必要かどうかを見極めるためには、早い段階で歯科医師の診察を受けることが重要です。

歯並びの乱れが気になる場合は、年齢にかかわらずまずは相談してみましょう。

小児矯正を検討されている方は、群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、自分の家族にできない治療はしないことを意識しながら、さまざまな診療を行っております。ホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

copy right Suzuki Dental clinic


TOP